• 2023/09/29 掲載

米ゲームストップ、物言う株主コーエン氏をCEOに起用

ロイター

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Aditya Soni

[28日 ロイター] - ゲーム販売の米ゲームストップは28日、富豪で筆頭株主のライアン・コーエン氏を最高経営責任者(CEO)兼会長とする人事を発表した。物言う投資家として知られるコーエン氏が業績が低迷する同社の立て直しに向け支配力を強める。

コーエン氏は、ファーロング元CEOが解任された6月以降、執行会長を務めている。ゲームストップは、コーエン氏はこの肩書を手放し、新しい役割は無報酬で務めると述べた。

コーエン氏は、実店舗による事業に軸足を置く同社の電子商取引事業への移行を主導したが、その方針を軌道修正。一部の電子商取引計画を撤回し、実店舗を顧客がオンラインで注文した商品を受け取る場所として利用する方針に変えた。

同社が今月発表した四半期決算は、ビデオゲーム、収集品やコンソールの需要好調で、赤字幅が予想より小さく、売上高は予想を上回ったことからこの戦略が機能していることを示唆した。

ただ変化のスピードが遅く、コーエン氏の物言う投資家としての実績が全面的に評価されているわけでもないことから、懸念を表明するアナリストもいる。

同社はここ数年、幹部が相次いで解任されている。ジェナ・オーウェンス最高執行責任者(COO)は2021年10月、就任からわずか7カ月で退社。ファーロング氏と同時に就任したマイケル・レクペロ最高財務責任者(CFO)も昨年、解任された。

ウェドブッシュのアナリスト、マイケル・パクター氏は、筆頭株主のコーエン氏を経営トップに起用したのはゲームストップが幹部を呼び込むのに苦労したことを物語っていると指摘。また実店舗売上が減少し、販売の主軸をサブスクリプションへとデジタルダウンロードに移行する取り組みに展望が見えなくなったことから、同社の先行きは絶望的だとの引き続き確信していると述べた。

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