- 2023/09/29 掲載
前回FOMCの据え置きは適切だった=リッチモンド連銀総裁
[ニューヨーク 28日 ロイター] - 米リッチモンド地区連銀のバーキン総裁は28日、今月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での金利据え置き決定は正しい判断だったと述べた。今後数カ月の間にさらなる政策変更が必要かは不透明だと指摘した。
バーキン氏はニューヨーク大学での講演原稿で、今後の経済に関しては「潜在的結果のレンジはかなり広い」とし「だからこそ前回の金融政策決定会合での金利据え置き決定を支持した」と説明した。
「十分なことを行ったのか、それとももっとやるべきことがあるのかを見極める時間はある」と述べた。
米連邦準備理事会(FRB)は9月19─20日に開いたFOMCで、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を5.25─5.50%で据え置いた。
ただ、タカ派的なスタンスを強め、年内の追加利上げを想定。金融政策は2024年を通して従来の予想より大幅に引き締まった水準にとどまるとの見方を示した。
バーキン氏は「インフレ圧力が後退したと確信できるか、それとも今後も続くと見込むかにより(政策の)道筋が決まる」とし「労働市場を注視してそのシグナルを見極めたい」と述べた。
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