- 2023/09/29 掲載
アクセンチュア、24年度業績見通しが市場予想に届かず
第1・四半期の売上高は158億5000万─164億5000万ドルと予想。LSEGがまとめたアナリスト予想平均は164億3000万ドルだった。
通期の調整後1株利益の見通しは11.97─12.32ドルとしたが、市場予想の12.45ドルには届かなかった。
借入金利上昇の見通しから、事業者はデジタル化計画やIT予算の見直しを余儀なくされており、戦略コンサルティングやクラウドへの移行といったITサービスを提供するアクセンチュアなどの企業に打撃となっている。
ジュリー・スイート最高経営責任者(CEO)は「世界的に裁量支出が減少し、意思決定が遅くなるなど、(企業の)警戒感は強まっている」と指摘。特に同社は通信、メディア、テクノロジー(CMT)産業が直面する試練から大きな影響を受けていると述べた。
この日発表した23年度第4・四半期(23年6─8月)決算では、CMT部門の売上高が前年同期比12%減少。全体の売上高は4%増の160億ドルとなったが、市場予想を下回った。
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