- 2023/09/29 掲載
原油先物は下落、ロシア・サウジの供給増加観測受け
[東京 29日 ロイター] - アジア時間序盤の原油先物は下落。中国の大型連休で需要が増加するとの期待があるものの、最近の上昇を受けて利食い売りが出たほか、ロシアとサウジアラビアが供給を増やすとの観測が重しとなった。
0055GMT(日本時間午前9時55分)時点で北海ブレント先物12月限は0.10ドル安の1バレル=93.00ドル。29日が期日の11月限は0.21ドル安の95.17ドル。米WTI先物は0.08ドル安の91.63ドル。
28日の原油先物は高金利が原油需要を圧迫するとの懸念などからブレントが約1%下落した。
ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)はオーバーナイトの取引で最近の原油高が一服したと指摘。その上で「来週の石油輸出国機構(OPEC)会合が市場にとって重要な最新情報になる見込みで、(サウジ)アラムコによる自主減産が縮小される可能性が高まっている」とした。
ロシアは今週、国内市場を安定させるために導入した燃料輸出禁止措置を緩和した。アナリストらは禁輸について、製油所の稼働や顧客との関係に打撃を与える可能性があるため長期化することはないとみている。
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