- 2023/09/29 掲載
8月の求人1.29倍で横ばい=失業率は2.7%
厚生労働省が29日発表した8月の有効求人倍率(季節調整値)は、前月比横ばいの1.29倍だった。求人数は、観光客の増加などを受けて対面サービス業を中心に堅調だった。
総務省が同日発表した8月の労働力調査によると、完全失業率(同)は2.7%で前月と同じだった。
有効求人倍率は、ハローワークで仕事を探す求職者1人に対し、何人分の求人があるかを示す指標。
有効求人数は0.1%増と2カ月連続プラス。観光客が増える中、人手不足感の強い宿泊業や飲食サービス業などで増加。一方、原材料高などで製造業や建設業などの求人は低調だった。
完全失業率は、完全失業者数を労働力人口で割って算出する。完全失業者は前月比1万人増の185万人と2カ月連続の増加。条件の良い仕事を求めて自発的な離職をする人が増えた。
【時事通信社】 〔写真説明〕都心の高層ビル群=8月4日、東京都中央区(資料写真)
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