- 2023/09/29 掲載
米追加利上げ巡る判断は時期尚早─リッチモンド連銀総裁=報道
[ニューヨーク 28日 ロイター] - 米リッチモンド地区連銀のバーキン総裁は28日、連邦準備理事会(FRB)が年末に向けてどのような金融政策をとる必要があるかは、まだ明確ではないと述べた。
ブルームバーグテレビで、追加利上げの見通しについて判断するのは「時期尚早」とし、経済が直面する「結果には様々な可能性がある」と指摘。このような不確実性があるため、FRBがいくらか時間をかけデータがどのように推移するのかを見るのは適切とした。
経済成長率に関しては年初に見られたペースから鈍化すると予想しているが、低・中所得世帯の個人消費のある程度の軟化が想定される中、拡大は続くとした。
また連邦政府の閉鎖は不確実性を生み、閉鎖によってデータが発表されなければ経済を巡る理解が複雑化すると言及。「労働市場に関する最良の情報である雇用統計がなければ、経済で実際に何が起きているのかを把握するのは難しいだろう」とした。
一方、パンデミック(世界的大流行)時の経験により、FRBはクレジットカードに関するデータなど代替的なリアルタイムデータを模索するようになり、FRBが完全に手探りで行動する可能性は低下したとした。
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