- 2023/09/29 掲載
米新規失業保険申請、0.2万件増の20.4万件
[ワシントン 28日 ロイター] - 米労働省が28日発表した9月23日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は2000件増の20万4000件となった。ロイターがまとめたエコノミスト予想は21万5000件だった。
申請件数は今年のレンジ(19万4000件─26万5000件)の下限近くで推移している。9月16日までの1週間の継続受給件数は167万件と前週から1万2000件増加した。
継続受給件数は9月の米雇用統計の非農業部門雇用者数を把握するため政府が事業所を調査した週と重なっている。継続受給件数は8月の調査期間からほぼ変わらずだった。
FWDBONDS(ニューヨーク)のチーフ・エコノミスト、クリストファー・ラプキー氏は「失業保険申請件数は低水準で労働市場は盤石であり、経済需要のリバランスは見られない」と指摘。「連邦準備理事会(FRB)はまだインフレ目標を確実に達成できておらず、そのため年内に再度利上げが行われるリスクが高まっている」と述べた。
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