• 2023/09/29 掲載

独CPI、9月は前年比4.3%に鈍化 ウクライナ戦争開始後最低

ロイター

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[ベルリン 28日 ロイター] - ドイツ連邦統計庁が28日発表した9月の消費者物価指数(CPI)速報値は、欧州連合(EU)基準(HICP)で前年比4.3%上昇した。伸びは前月の6.4%から鈍化し、ロシアによるウクライナ全面侵攻開始以降で最低水準。ロイターがまとめた予想の4.5%も下回り、独経済を大きく圧迫してきた高インフレの収束が示唆された。

変動が激しい食品とエネルギーなどを除いたコアインフレ率は4.6%と、前月の5.5%から鈍化。食品価格の伸びは7.5%と引き続き平均を上回ったものの、エネルギー価格の伸びは1.0%にとどまった。

ドイツ経済について5つの経済研究機関は、金利上昇で投資が抑制され、高インフレで消費が押し下げられるとして、今年は0.6%のマイナス成長に陥ると予想。インフレ率については、2023年は6.1%、24年は2.6%、25年は1.9%になるとの見通しを示した。

INGのカーステン・ブルゼスキ氏は、ユーロ圏では信頼感が引き続き弱まると同時に、インフレも低下しているとし「現時点のユーロ圏のマクロデータを額面通りに受け取れば、欧州中央銀行(ECB)は10月の理事会で(利上げを)一時停止すると考える論拠が一段と強まっている」と述べた。

ただ、ECBが10月に利上げを一時停止したとしても、現在の利上げサイクル終了を必ずしも意味するものではないと指摘。ECBが自身のインフレ対策の信頼性に懸念を持っていることなどを踏まえると、追加利上げが実施される可能性はなお高いと述べた。

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