• 2023/09/28 掲載

円安進行149円台半ば=債券売り、長期金利0.755%に上昇―株一時697円下落・東京市場

時事通信社

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28日の東京市場は、米長期金利上昇の余波が広がり、円安、債券安、株安のトリプル安の展開となった。

米国では、原油価格の高騰を受け、米連邦準備制度理事会(FRB)による金融引き締めが長期化するとの見方が台頭。27日に米長期金利が4.6%台と、2007年以来16年ぶりの水準に上昇した。

これを受けて28日の東京外国為替市場は、日米金利差拡大を意識した円売り・ドル買いが継続。円相場は一時1ドル=149円台半ばまで下落した。午後4時現在は149円36~36銭と前日比34銭の円安・ドル高。

歯止めのかからない円安進行に対し、記者団の取材に応じた鈴木俊一財務相は28日午前、「過度な変動があれば、あらゆる手段を排除せず適切な対応を取る」とけん制。昨年秋の円安局面で政府・日銀が3度目の円買い・ドル売り介入に踏み切って以来、11カ月ぶりの安値水準で推移している。政府・日銀による為替介入への警戒感も強く、心理的節目である150円に近づくと円を買い戻す動きも出ている。

債券市場は米金利上昇などを受け、長期金利の指標となる新発10年物国債(第371回債)の流通利回りが0.755%に上昇(債券価格は下落)した。前日比では0.025%上昇し、13年9月以来、10年ぶりの高水準。

一方、株式市場では、日経平均株価の下げ幅が一時前日比697円に広がった。日米の長期金利上昇に対する警戒感や上半期末を控えた投資家の持ち高調整により、マイナス圏での荒い値動きとなった。終値は499円38銭安の3万1872円52銭と反落。終値での3万2000円割れは8月25日以来、約1カ月ぶり。

【時事通信社】 〔写真説明〕東京債券市場で長期金利が0.755%に上昇したことを示すモニター=28日午後、東京都中央区

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