- 2023/09/18 掲載
EU財務相、財政ルール見直しの年末合意目指す
[サンティアゴ・デ・コンポステーラ(スペイン) 16日 ロイター] - 欧州連合(EU)の財務相は16日、財政ルール改革の年内合意を目指すことで合意した。
欧州委員会のドムブロフスキス上級副委員長は会見で「難しいかもしれないが、議長国スペインはこのスケジュールにコミットしている。きょうはその方法について説明した」と述べた。
EUの安定成長協定では、加盟国に財政赤字が対国内総生産(GDP)比で3%を超えず、債務が対GDP比で60%を超えないことを求めている。しかし、新型コロナウイルス禍やエネルギー価格高騰への対応で大半の国が協定違反の状態となり、公平性を担保しつつも個別の国の事情を勘案する方向でルールの見直しが議論されている。
年末まで議長国を務めるスペインのカルビノ財務相は次回10月の財務相理事会で最初の合意を目指すとしたが、さらなる協議が必要になる可能性があるとも述べた。夏の間の作業で新ルールの文言の70%が合意されたとしている。
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