- 2023/09/16 掲載
ユーロ圏財務相、制約的な財政政策で合意 ECBの物価対応支援
[サンティアゴ・デ・コンポステーラ(スペイン) 15日 ロイター] - ユーロ圏は15日にスペインで開いた財務相会合で、欧州中央銀行(ECB)のインフレ抑制への取り組みを支援するために、来年の財政政策は制約的であるべきとの見解で一致した。
ユーロ圏20カ国の財務相でつくるユーログループのドナフー議長は記者会見で「これまでの数々の衝撃のほか、このところの政策決定の影響で、ユーロ圏経済の成長が失速しているの明らかだ」と指摘。「財政政策は慎重であるべきで、(ECBの)金融政策と整合的に機能しなくてはならない」と述べた。
欧州連合(EU)欧州委員会のジェンティローニ委員(経済担当)も、インフレ抑制に向けたECBの取り組みを支援することが、今回の財務相会合の重要な政策メッセージになると語った。
全てのユーロ加盟国はすでに欧州委に2024年の予算案を提出。欧州委は現在、EU規則に適合しているか確認している。
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