- 2023/09/15 掲載
ソフトバンクG株が一時5%高、英アームの米上場を好感
Nobuyo Saito
[東京 15日 ロイター] - ソフトバンクグループ株が一時5%高に上昇した。傘下の英半導体設計大手アームが14日、米ナスダック市場に上場した。終値は新規株式公開(IPO)価格を約25%上回り、時価総額が650億ドルとなった。市場ではアーム株のIPO価格を上回る値動きを好感する買いが先行した。
買い一巡後は、2%高程度に上げ幅を縮小している。今後の値動きはアーム株の動向次第の側面も意識されている。「アーム株高が持続するなら年初来高値を目指すだろうが、失速するなら調整もあり得る」(三木証券の北沢淳商品部投資情報グループ次長)との見方がある。
前日の米国市場では、半導体株はまちまちの値動きだった。「米金利の高止まりを警戒している可能性があり、ソフトバンクG株への波及にも注意が必要だろう」(北沢氏)という。
アームは13日、仮条件レンジ(47─51ドル)の上限でIPO価格を決定。SBGは48億7000万ドルを調達することになる。売り出し後のアーム株所有割合は90.6%となる。
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