- 2023/09/13 掲載
経済界、成長へ新内閣に注文=十倉氏、女性登用を評価―第2次岸田再改造内閣
13日発足した第2次岸田再改造内閣に対し、経済界からは顔ぶれを評価する声とともに経済成長に向けた注文が相次いだ。経団連の十倉雅和会長は「女性が積極的に登用されるなど、多様性を備えた陣容だ」との談話を発表。経済財政運営については「長年続いたデフレから完全に脱却し、力強い経済成長を実現できるかどうかの瀬戸際だ」と指摘し、産業競争力の強化などに取り組むよう求めた。
経済同友会の新浪剛史代表幹事は、重要閣僚を留任させた布陣を「政策の継続性を重視した」と評価した。経済政策に関して「民間主導の経済再生を加速させてほしい」と要求し、物価高で実質賃金のマイナスが続く現状に対処するため、電力コストの削減や「年収の壁」の解消、最低賃金の引き上げに取り組むよう訴えた。
日本商工会議所の小林健会頭は、原材料高で中小企業の収益が圧迫されていると指摘し、「大胆な経済政策を一気呵成(かせい)に実行してほしい」と要望した。
【時事通信社】
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