- 2023/09/13 掲載
暑さ対策グッズが進化=センサーが熱検知、売れ行き上々
暑さを和らげるためのグッズが、電機メーカーなどの技術を取り入れて進化を遂げている。センサーで熱を検知して体を冷やしたり、熱中症のリスクを知らせたりする装着型の機器が次々に登場。記録的な猛暑で売れ行きを伸ばし、厳しい残暑が続くこの先も人気を集めそうだ。
ソニーグループの「レオンポケット」は首元に装着する小型クーラー。ステンレス製の冷却面をうなじの下辺りに当てて使う。センサーで服の中の温度を検知し、冷却の強弱を自動で調整する。温めることもでき、冬にはカイロ代わりに使える。4月に発売した新型は、初回出荷分の1万台が3日で完売。現在も品薄状態が続く。
ベンチャー企業のバイオデータバンク(東京)が開発した腕時計型の器具「熱中対策ウォッチ
カナリア」は、熱中症のリスクをアラームで知らせる。脳や内臓など体の奥の温度上昇を検知する仕組み。2021年5月の発売から販売台数が累計で40万台を超え、今夏は昨年の2倍以上に伸びたという。
一方、富士通ゼネラルは冷却機能を搭載したリュックサック「コンディショニングバックパック」を7月下旬に発売した。新開発の「蓄冷熱交換技術」を採用。凍らせた保冷剤と熱交換器で冷やした水を、リュック背面のシートに循環させて背中を冷やす。広報は「暑さが続きそうなので、販売増に期待している」と話す。
【時事通信社】 〔写真説明〕ソニーグループがリニューアル発売した装着型クーラー「レオンポケット」=東京都港区 〔写真説明〕冷却機能を搭載した富士通ゼネラルの「コンディショニングバックパック」(同社提供) 〔写真説明〕バイオデータバンクの熱中症リスクを知らせる「熱中対策ウォッチ
カナリア」(同社提供)
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