- 2023/09/07 掲載
中国大手行、初回購入者向けの既存住宅ローン金利引き下げ
引き下げを発表したのは中国工商銀行、中国建設銀行、中国農業銀行 、中国銀行。
9月25日から実施する。
中国国際金融(CICC)によると、平均の引き下げ幅は50ベーシスポイントになる見通しで、借り手にとって総額2000億元(273億1000万ドル)前後の節約になる可能性がある。
既存の住宅ローン残高に占める初回の住宅購入者向けローンの割合は80─90%前後という。
中国当局は国内経済に対する懸念が強まる中、ここ数週間で一連の支援措置を発表。先週には住宅ローン金利を引き下げる政策を明らかにしていた。
同国の住宅ローンは6月末時点で総額38兆6000億元(5兆3000億ドル)と、銀行の融資総額の17%を占める。
政府は銀行に景気支援の強化を求めており、住宅ローン金利の引き下げは、銀行の利ざやを一段と圧迫することになる。銀行は影響を和らげるため、今月1日に人民元建て預金金利を引き下げた。
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