- 2023/09/07 掲載
米ISM非製造業指数、8月は54.5に上昇 2月以来の高水準
[6日 ロイター] - 米供給管理協会(ISM)が6日発表した8月の非製造業総合指数は54.5と前月の52.7から上昇し、2月以来の高水準となった。新規受注が堅調に推移したほか、価格指数も上昇した。
非製造業は米経済の3分の2以上に相当。指数が50を上回ると拡大を示す。
ロイターがまとめた市場予想は52.5だった。53.9を超える数値を予想するエコノミストはいなかった。
新規受注指数は7月の55.0から57.5に上昇。価格指数も56.8から58.9に上昇した。
雇用、在庫の指数も上昇したが、受注残指数は52.1から41.8に急低下した。
LPLファイナンシャルのチーフグローバルストラテジスト、クインシー・クロスビー氏は、新規受注の好調に支えられ8月の非製造業総合指数が市場予想を上回ったことから「経済の大部分を占めるサービス業の回復力を浮き彫りにした」と指摘。一方で製造業と同様に価格指数は「好ましくない方向に動き、著しく上昇した」と述べた。
ISMが9月1日に発表した8月の製造業景気指数は47.6と7月の46.4から上昇し、市場予想の47.0を上回った。価格指数は7月の42.6から48.4に上昇した。
ISM非製造業部門調査委員会のアンソニー・ニーブス委員長は、回答者の反応は「業種によって異なる」としながらも、その大半は「事業と経済の状況についてポジティブだ」とした。
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