- 2023/09/06 掲載
午前の日経平均は続伸、景気敏感株を物色 TOPIX高値更新
[東京 6日 ロイター] - 午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比225円72銭高の3万3262円48銭と続伸した。景気敏感株中心に物色され、TOPIXはバブル後高値を連日で更新した。
日経平均は78円高で寄り付いた後も徐々に上げ幅を拡大し、一時242円高の3万3279円00銭に上昇した。米株安後のため意外高との見方が多かった一方、為替の円安による押し上げや配当取りの動き、メジャーSQ(特別清算指数)を控えた需給要因の側面が意識された。
中盤に上海株や香港株が軟調な値動きとなる中、日本株も利益確定売りが強まり、上げ幅を縮小する場面もあった。
市場では「景気敏感株の中でも業績の良い銘柄に中長期の投資家からの資金が入っているようだ」(しんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹シニアファンド・マネージャー)との見方が聞かれた。
サウジアラビアとロシアが自主的な減産を年末まで延長するとの報道を受けた原油高で鉱業や石油・石炭製品がしっかりのほか、輸送用機器が買われた。銀行、保険といった金融株もしっかり。 TOPIXは0.65%高の2393.34ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は1兆8057億3300万円だった。東証33業種では、値上がりは鉱業や輸送用機器、証券など24業種で、値下がりは海運や倉庫・運輸関連、パルプ・紙など9業種だった。
三菱重工業やトヨタ自動車が年初来高値を更新。村田製作所は堅調だった。一方、ソフトバンクグループやアサヒグループHLDGは軟調だった。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1007銘柄(54%)、値下がりは738銘柄(40%)、変わらずは89銘柄(4%)だった。
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