- 2023/05/25 掲載
UBS、クレディ・スイス従業員引き受けに「高い基準」=会長
ケレハー氏はロンドンで開かれた米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)のイベントで、経営難に陥ったクレディ・スイスの買収後もUBSの文化を保持したいとし、クレディ・スイスの投資銀行部門が「制御不能」なことは明らかだと言及した。
吸収合併は広範な銀行危機を回避するためにスイス当局が3月の週末に急きょ取り決めたものであり、UBSは合併を望んでいなかったとケレハー氏は改めて強調した。
ケレハー氏は「われわれは 『文化の汚染』を心配している。UBSに誰を受け入れるのかに関しては相当に高いハードルを設けるつもりだ」と語り、「クレディ・スイスでは投資銀行部門が制御不能になり、資本を全て食いつぶしてしまった」とも語った。
ケレハー氏は、合併後のクレディ・スイスの投資銀行部門を大幅に縮小すると説明した。
UBSは数週間以内に取引完了を目指すとしているが、完全な統合には3年から4年かかる可能性がある。
ケレハー氏は「われわれは非常に近いうちに取引を完了させる」と訴えた。
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