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- 2020/03/31 掲載
「第二のVMware」になれなかったDocker、仕切り直しの新戦略とは
ITジャーナリスト/Publickeyブロガー。大学でUNIXを学び、株式会社アスキーに入社。データベースのテクニカルサポート、月刊アスキーNT編集部 副編集長などを経て1998年退社、フリーランスライターに。2000年、株式会社アットマーク・アイティ設立に参画、オンラインメディア部門の役員として2007年にIPOを実現、2008年に退社。再びフリーランスとして独立し、2009年にブログメディアPublickeyを開始。現在に至る。
コンテナ型仮想化ソフトウェアであるDockerの成功により、同社は第二のVMwareになるべくエンタープライズ向けのコンテナオーケストレーション製品やコンテナレジストリソフトウェアなどを展開してきましたが、残念ながらエンタープライズ市場で大きな成功を収めることができず、この決断に至ったわけです。
ではデベロッパー向けツールへの注力とはどういうことなのか。仕切り直した同社の新戦略の一端が説明されました。
コンテナを用いた開発の複雑さを解決する
3月9日付けの同社のブログに、同社CEOのScott Johnston氏が投稿した記事「Helping Developers Simplify Apps, Toolchains, and Open Source」では、クラウドネイティブなアプリケーションを開発するデベロッパーが直面する複雑さを解消し、ビルドやデプロイなどを行う一連のツールチェーンの整備を容易にするとともに、これからもオープンソースを尊重していくことが表明されています。In this post, #Docker CEO @scottcjohnston breaks down the complexities that many #developers face when it comes to #apps, #toolchains & #opensource https://t.co/8zIbT7kVLD
— Docker (@Docker) March 9, 2020
その翌日、3月10日付けのブログに同社製品担当バイスプレジデントのJustin Graham氏が投稿した記事「Helping You and Your Development Team Build and Ship Faster」では、同社の戦略がもう少し具体的に説明されています。
その1つ目としてDokcer Desktopを拡張し、コンテナを用いた開発への参加を容易にすること、開発チームのコラボレーションとコミュニケーションを改善することなどを挙げています。上記の記事からポイントを引用しましょう。
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