- 2013/09/20 掲載
企業向け開発言語・フレームワークの利用動向調査、Java重視 HTML5は大幅躍進
システム開発言語はJavaが現在・将来ともに重視
企業システム開発に利用しているプログラム言語の上位3つを現在および将来(2~3年後)について確認したところ、現在最も利用されている言語はJavaで、4割以上の企業が重要な言語と位置づけた。さらに将来利用する言語もJavaがトップで、重視する企業は現在よりもさらに6ポイント増えて2位(VB.NET)との差も開いた。また、ほとんどの言語は将来の選択率があまり伸びないなか、HTML5を重視する企業は現在の5%から将来は17.5%と大幅に増加しており、今後HTML5が企業のシステム開発において大きな役割を果たす可能性が高いことがわかった。
フレームワークではWindowsフォーム、ASP.NET、そしてJava EEが人気
Javaにおけるフレームワークは乱立しており、2000年代はApache Strutsが人気だったが、本調査により現在そして将来はJava EEを重視する企業が圧倒的に多いことがわかった。
開発対象のクライアント環境はPC向けWebアプリケーションが最重視
システム開発の対象とするクライアント環境は、PC向けWebアプリケーションが最も重視されており、Windows向けアプリケーションが続き、いずれも過半数を占めている。将来の予定では、スマートデバイス/モバイル向けWebアプリケーションが大きく上昇し3位に浮上しているが、iOSおよびAndroid向けアプリケーション、いわゆるネイティブ・アプリケーションを重視する企業は依然として1割前後と国内では少ないことがわかった。
調査は2013年5月に、ITRの独自パネルを対象としたインターネット調査によって行われた。調査対象は従業員100名以上の国内ユーザー企業に勤務し、システム/ソフトウェアの開発を担当している、または開発業務のマネジメントを担当している個人で、有効回答数は200件。
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