- 2013/09/02 掲載
国内ビジネスインクジェット市場ユーザー調査、「知らなかった」が約4割
IDCの出荷データによれば、国内のビジネスインクジェットの出荷台数は2009年以降増加を続け、2012年は約85万台の出荷台数となった。
今回の調査(2013年7月実施)では、オフィスでプリンター/複合機を使用し、かつその選定に関わる801名に対してプリンター/複合機の導入理由と選定基準、インクジェット機器の満足度、ビジネスインクジェットと家庭用インクジェットの比較評価などについてWebアンケートを行った結果を分析した。
これによると、オフィスのインクジェット機器の導入理由は新規、増設が合わせて41.8%、インクジェット機器からの買い替えが43.3%、レーザー機器からの買い替えが15.0%だった。
新規、増設の比率が高いことは市場が拡大していることの表れと指摘、一方でレーザーからインクジェットへの移行は進んではいるものの、急速に進んでいるとは言えない状況にあるとした。
今回の調査ではオフィスでビジネスインクジェットを使用しているユーザーと家庭用インクジェットを使用しているユーザー各々に満足度評価を行い、その結果を比較した。
どちらを使用しているユーザーも全体的には高い満足度だったものの、ランニングコストと給紙枚数についてビジネスインクジェットが家庭用インクジェットより高い満足度を得ていた。
また、ビジネスインクジェットと家庭で使用しているインクジェットとの機能、性能の比較では、文字のきれいさ、プリント速度、裏写り、インクの消費量など多くの項目でビジネスインクジェットの方が「より良い」という結果になった。
今回の発表はIDCが発行したレポート「2013年国内ビジネスインクジェトプリンター/複合機市場 ユーザー調 査: 需要拡大の要因と今後の急速な普及に向けたポイントを探る」(J13631001)にその詳細が報告されている。
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