- 2013/08/12 掲載
NEC、アジアの光海底ケーブルシステム事業を相次ぎ受注

インドネシアは約1万7500もの島々からなるため、同国の通信回線は海底ケーブルが活用されている。今回のプロジェクトでは、ニューギニア島に敷設される初めての光海底ケーブルとなる。今回受注したケーブルは西パプア州およびパプア州の計8都市に陸揚げし、総延長は約2,000キロメートルで、毎秒40Gbps(ギガビット/秒)および毎秒100Gbpsの光波長多重方式に対応している。
NECは従来からインドネシア向けに海底ケーブルの構築を手がけており、2002年11月にはタイとインドネシア、シンガポールを結ぶTIS海底ケーブル、2004年にインドネシアとマレーシア間を結ぶDMCS海底ケーブル、2005年にはインドネシア国内を結ぶJASUKA海底ケーブル、2008年にはシンガポールとインドネシアを結ぶJAKABARE海底ケーブルを相次いで受注、完成している。
また、NECは6月20日にアジア各地域を結ぶ大規模光海底ケーブルシステム「Asia Pacific Cable Network 2(以下、APCN2)」の増設プロジェクトも受注している。プロジェクトで伝送容量毎秒100Gbpsの光波長多重方式に対応した光海底ケーブル用端局装置「NS Series [T740SW] Line Terminal Equipment」を納入。完成は2014年第1四半期を予定している。
「APCN2」は、NECが2001年に納入した、毎秒10ギガビットの光波長多重方式に対応した光海底ケーブルシステムで、日本、中国、韓国、台湾、マレーシア、シンガポール、フィリピンを結び、全長約1万9千キロメートルにおよぶ。2011年には、毎秒40ギガビットの光波長多重方式に対応した光海底ケーブル用端局装置を増設している。
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