- 2013/07/31 掲載
IIJとNRIが法人向けITで協業、第一弾はセキュリティ 今後はクラウド・ビッグデータも
想定されている協業内容は大きく5つ。1つめは、IIJのネットワーク上における、IIJクラウドサービスとNRI基盤ソリューションを連携させた共通プラットフォームの構築。2つめは、情報セキュリティ分野における、付加価値の高いサービスの共同開発および提供体制の強化。3つめは、両社の技術とサービスを連携させた新たなソリューションの共同開発とサービスメニューの拡充。4つめは、資材調達面での協力や共通化による、調達コストの最適化。5つめは、既存の顧客に対する双方のサービス再販、および共同マーケティング活動による新規顧客の開拓。
IIJは、ネットワークやクラウドなど高品質なインフラサービスを強みに事業を展開していたが、業種に特化したコンサルティングや業務システム構築など、より上位のソリューションへの需要が増えており、その分野に強いパートナーとの協業を検討していたという。
一方、NRIは、企業のクラウド利用が本格化する中、システム基盤となるネットワークやクラウドのサービス品質がますます重要になると認識していたという。両社は、相互に補完することで一層競争力の強化がはかれると考え、今回の協業の合意に至った。
IIJとNRIセキュアテクノロジーズ(NRIセキュア)は、すでにセキュリティ対策診断サービスにおける協業(2002年)、クラウドサービス「IIJ GIO(ジオ)サービス」におけるパートナー契約(2010年)などを締結しており、今回の協業により、この関係をさらに発展させていく。
本協業の第一弾として、まず、セキュリティ分野における協業を強化。NRIセキュアとIIJの双方のセキュリティ関連サービスを連携させ、システム環境のセキュリティレベルを維持・向上させるという。この取り組みは、2013年8月から開始する。
具体的には、NRIセキュアのコンサルティングサービスおよびセキュリティ診断サービスを、IIJの提供する「IIJセキュリティ監査ソリューション」の標準サービスに追加する。具体的には、これまで顧客の要望により個別に対応していた「Webアプリケーション診断」「プラットフォーム診断」「データベース診断」が標準サービスメニューとして追加される。
今後、セキュリティポリシーやガイドラインの策定、情報セキュリティマネジメントの監査・評価、対策の実行支援など、情報セキュリティ管理に必要な施策を総合的にサポートするコンサルティングサービスをIIJとNRIセキュアの両社で提供していく。
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