• 2012/07/30 掲載

横浜銀行、仮想化共通基盤を導入 サーバ台数を10分の1に集約

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CTCは30日、横浜銀行の仮想化共通基盤をNTTデータ・フォースと共同で構築したと発表した。
 伊藤忠テクノソリューションズ(略称、CTC)は、横浜銀行の仮想化共通基盤をエヌ・ティ・ティ・データ・フォースと共同で構築した。昨年より約200台のサーバを対象にサブシステムの整理・統合を行い、仮想化共通基盤を構築、第一弾となる本番環境の移行作業が完了した。

 横浜銀行では、個別要件に基づき都度システムを導入してきたため、構築費用や保守・運用の管理負担が増大していた。そこで、ITコスト削減を主な目的として、サブシステムを整理し、ヴイエムウェア社のVMware vSphereなどを中心とした仮想化技術を活用して、サブシステム共通のシステム基盤整備を実施する方針を決定。勘定系システムを除く約200台のサブシステムを、仮想化共通基盤に統合し、更改期を迎えたシステムから順次移行していくという。

 CTCのインフラ最適化コンサルティングサービスである「SOIDEAL」や、プライベートクラウド・ソリューションである「VM Pool」の導入によって見込まれる主要な効果は、「ハードウェアコストの削減」、「開発期間の短縮」、「利用効率の向上」。仮想化によりサーバ台数が10分の1となるため、新規のハードウェア費用が削減できる。仮想化共通基盤が導入されれば、個別にシステム基盤開発に要していた時間が削減され、開発期間が短縮される。また、仮想サーバの利用実態に応じたシステム資源の割当変更が容易となるため、利用効率も向上する。

 横浜銀行では、仮想化共通基盤によりサーバ統合を実現させた後は、運用効率化や災害対策などを段階的に行なっていく予定。

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