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カシオ計算機は27日、手書き文書を自動で取り込める機能を持つビジネス用Androidタブレット「Paper Writer」など4モデルを9月より提供すると発表した。
カシオが今回提供する新製品のコンセプトは“SMART and TOUGH”。同社がハンディターミナルなどの法人向けモバイル機器で培ってきた設計技術・省電力技術を駆使するとともに、既存のタブレット端末の常識にとらわれない斬新な発想で開発したという。
「Paper Writer」の2モデルは、ビジネスの現場で紙に手書きした議事録・報告書・商談メモなどを、面倒な取り込み操作なしで簡単にデジタル化できる。
ブックカバー型ケースの対面に市販のレポート用紙をセットすれば、ケースを閉じる際に用紙を自動で撮影。本体の手前に市販のノートを置けば、ページをめくる度に自動で撮影する。撮影されたデータは、歪みを自動補正するとともにスケジューラと連動したイメージデータとして保存。スケジューラから簡単に参照できるなど、検索性を高めた。
4モデルとも耐衝撃設計により落下強度1.0mを実現し、JIS防沫形(IP54)に準拠した防塵・防沫性能も備えた。大容量の専用充電池はユーザー交換も可能で、長時間の運用に対応できる。
非接触ICカードによるログイン認証も可能なNFCリーダライタを搭載し、高い安全性が必要な用途に向けたSAMスロットも備えるなど、セキュリティの面でもタフネスさを追求したという。
OSにAndroid 4.0を採用、CPUにテキサス・インスツルメンツ製のOMAP4460 1.5GHzデュアルコアを採用。屋内外での視認性に優れた10.1型画面は、マルチフィンガータッチに加えて、デジタイザペン(別売)でも操作可能。
NFCリーダライタはRFIDタグも認識でき、500万画素カメラを前面・背面に搭載。訪問先での対面プレゼンテーションだけでなく、店舗内での接客を支援する電子ハンドブックや、保守業務における情報の参照や管理部門への報告、訪問販売業務など幅広いソリューションに活用できるという。
そのほか、NTTドコモのLTEサービス Xi(クロッシィ)に対応したモデルを用意。店舗内での接客を支援する電子カタログ配信サービス「Book in Cloud」などに対応している。
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