- 2012/02/27 掲載
日清製粉、ミラー・ミリング社の子会社化で米国進出へ
同社は、グループの成長・拡大に向け海外事業の推進を最優先事項と捉え、海外において事業拡大に取り組んできたが、今回、本取得を通じて、先進国最大の製粉市場である米国に進出することとなった。ミラー・ミリング社は米国の東部および西部の消費地に近い地域に2工場を擁する全米9位[「Grain & Milling Annual 2011」(出版元:Sosland Publishing Co.)による]の製粉会社で、パスタ、ベーカリー製品およびトルティーヤの各用途向けの小麦粉を主体に事業を展開している。日清製粉グループ本社はミラー・ミリング社の既存の事業基盤に加え、同社グループの製粉事業の開発力・技術力、安定した品質の小麦粉供給力などを生かし、新たな市場を開拓することにより、更なる事業の拡大を図る方針だ。
同社グループはすでに北米において、カナダ・ブリティッシュコロンビア州のロジャーズ・フーズ社(小麦粉、プレミックスの製造・販売)等を展開している。新たに米国で製粉事業を展開することによりグループでシナジーを発揮し、北米における事業拡大を加速する狙いだ。なお、本取得により、日本にとって最大の小麦供給国である米国で実際のビジネスを通じて小麦関連情報を直接入手できること、および原料小麦が自由に取引されている米国において小麦・小麦粉ビジネスに本格的に取り組むことができることは、今後グローバルな市場で製粉事業の展開を目指している同社にとって、非常に有意義であるとの見解を発表している。
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