富士ゼロックスの海外販売会社である富士ゼロックスオーストラリアと、オーストラリア・ニューサウスウェールズ州（NSW）政府の教育省（NSW　Department　of　Education　and　Communities－以下DEC）は、DEC管轄の学校　約2200校に設置されている約6万台のプリンター・複写機・ファクスなどを一元管理する富士ゼロックスのマネージド・プリント・サービス（MPS）、XOS（エックスオーエス）契約を締結したと発表した。今後4年間にわたりこれらの出力機器環境を最適化、管理・運用を行う。これは富士ゼロックスオーストラリアにおける最大規模のMPS契約となるという。

　富士ゼロックスオーストラリアは、富士ゼロックスの海外事業を統括する富士ゼロックスアジアパシフィックの100％子会社。2010年に豪州最大規模のMPSプロバイダー「Upstream」社を買収し、同国でのMPS市場におけるリーダーポジションを確立していた。

　過去3年間、富士ゼロックスオーストラリアは、DEC管轄の学校に個別に機器およびMPSの提供を行っていたため、スケールメリットを生かしてこなかった。今回の包括的なMPS導入により、DEC管轄の各学校は出力関連コストの削減とともに、機器の導入や運用、管理といった業務を同社に委託することで、業務の効率化を図る。また、学校ごとに異なるニーズを分析し、最適な出力環境を最新機器で提供、他メーカーの既存機も含め、使用状況のモニタリングを行う。