- 2011/10/26 掲載
水戸証券、野村総研のクラウド型ラップ口座資産運用管理システム「WrapFlow」を採用
ラップ口座とは、個人向け投資一任契約口座。おもに個人投資家を対象に、投資一任契約に基づいて金融機関が投資判断・売買・管理を包括して行うサービスのこと。野村総研はこれまで、ラップ口座に関連する一連のシステムソリューションを、国内の証券会社や信託銀行など、ラップ口座サービスを実施している金融機関の約8割にあたる15社に提供してきたという。
「WrapFlow」は、NRIの資産運用ソリューション専用クラウド環境「T-MONOLIX」上で稼働する資産運用管理システム。株式や投資信託の売買案件の作成、手数料(フィー)計算、パフォーマンス計算など、ラップ口座の運用管理を行うための各種機能を提供する。従来は一定の口座数ごとに新たにハードウェアを購入してシステムを再構築する必要があったが、今回のリニューアル版では野村総研のデータセンターでシステムを管理、運用し、クラウド型サービスとして提供する。
水戸証券は、2009年から個人投資家を中心にラップ口座サービス「水戸ファンドラップ」を提供している。野村総研では、10月24日より「WrapFlow」を水戸証券に提供開始しており、今後他の証券会社や信託銀行への幅広い提供を目指す方針だ。

金融機関が提供するラップ口座(個人向け投資一任契約口座)サービス向けに、「営業管理支援」、「資産運用管理」、「顧客向け情報開示」など、一連の業務を支援するシステムソリューション
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