IDC Japanの発表によれば、2009年～2014年の年間平均成長率（CAGR: Compound Annual Growth Rate）ではマイナス0.1％、2014年のIT市場規模を11兆4,256億円と予測している。

　産業分野別でも、ほぼすべての産業でマイナス成長になるという。中でも証券/その他金融（市場規模2,516億円）が、前年比成長率マイナス6.0％と前年比率でもっとも低く、組立製造（同1兆2,627億円）がマイナス4.6％、官公庁（同6,780億円）がマイナス5.8％と、IT予算の抑制傾向が明らかになっている。その一方で、医療（同4,488億円）はプラス0.5％と微増ながらプラス成長を維持し、保険、教育では比較的マイナス幅が小さくなると予測しているという。