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  • 2010/02/03 掲載

SOHO、中小企業のためのビジネスプリンタ/複合機

導入する際に抑えるべきポイント

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プリンタに関する技術は日進月歩。一昔前は高価なハイエンド機に搭載されていたような技術がエントリー機でも採用されるようになり、コストパフォーマンスも年を追うごとに上昇している。ここでは、最新のプリンタに関するトレンドと、導入する際に抑えるべきポイントについて解説していく。

プリンタのチェックポイントとは?

 プリンタの種類は非常に多く、価格も数万円程度のものから、数十万円クラスのものまで非常に幅が広い。予算がないからと初期の導入価格だけを見て選ぶと、使い勝手が悪かったり、ランニングコストがかかってしまうこともある。また、下手に高価なプリンタを購入しても、結局それほど必要としない機能が多く、無駄な投資となってしまうこともある。

 とは言え、プリンタの技術は日進月歩であり、自社のニーズとマッチする製品を選ぶのはなかなか一筋縄ではいかない。今日のプリンタのトレンドをおさえ、カタログスペックの情報を読み解いてベストな1台を選ぶために、まずは、プリンタに関する基礎知識と業界のトレンドについて解説していこう。

 プリンタの種類には、主に家庭で使われる「インクジェットプリンタ」と、「ページプリンタ(レーザー/ LED)」、さらに、FAXやコピー機能、スキャナ機能など、複数の機能を1台にまとめた「複合機」の3つに大別される(図1)。

 このうち、インクジェットプリンタは本体価格が非常に安いが、印字に時間がかかり、インク代のランニングコストも高価になる。ある程度の規模で日々大量の印刷を行うのには向いておらず、個人、SOHOオフィス向けと言える。

 プリンタを選ぶ際に必要となるのは、自社(あるいは部署)にとってどのような印刷ニーズがあるのか、をはっきりさせておくことだ。選ぶ際に最低限チェックすべきポイントとなるのは、次の4つである。

■最大印刷用紙サイズ(A3/A4)
■カラー/モノクロ
■印刷速度(ウォームアップ時間も含む)
■ランニングコスト

 最大印刷用紙サイズは、これまではユーザーの間で「大は小を兼ねる」という考え方が強く、どちらかと言えばA3プリンタのニーズが高かった。それゆえ、ビジネスプリンタと言えばA3対応、というイメージも根強い。

 しかし、A3対応プリンタは筐体が比較的大型で、本体価格もA4対応プリンタに比べて高い。これまでの自社の状況を振り返り、本当にA3やB4版の用紙に印刷するニーズが高いのかどうかを過去の実績から検討してみると、案外A4だけで十分、ということも多いだろう。安直にA3対応プリンタを選ぶと、結局高価な買い物となってしまうこともあるので注意が必要だ。

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