- 2009/11/18 掲載
ソフトバンクグループがクラウドサービスに参入、月額4,725円で1VMの「ホワイトクラウド」を提供
ソフトバンクテレコムの企業向けネットワークサービス(ULTINA)をはじめ、ソフトバンクグループの持つ法人向けネットワークインフラやデータセンター、インターネット経由でのソフトウェア流通サービス、通信キャリアとしての料金プランやサービスなどに対応した請求・課金システム構築の実績やサポート体制をもとに、これらを統合して、クラウドサービスとして提供する。
ホワイトクラウド シェアードHaaSは、共有サーバ上の1つのVMを貸し出すサービスで、1CoreのCPU、1GBのメモリ、100GBのHDD、1ポートのNICで構成されている。また、管理ポータルや固定のIPアドレス設定、ロードバランサー機能やバックアップ、監視サービスなどは、別途オプションとして提供される。
ホワイトクラウド プライベートHaaSは、顧客の任意でサーバ、ストレージ、ネットワーク機器一覧より選択し、従量制を設定するサービス。
価格は、ホワイトクラウド シェアードHaaSで1VM(仮想マシン)あたり月額4,725円(税込)から。先行する他社に対抗した。
なお、ソフトバンクグループでは2009年10月からソフトバンクBBにおいて「ホワイトクラウド」をITインフラとして利用を開始済み。サーバ台数は735台から230台へ削減し、IT運用コストにおいては13.9億円/5年削減させることが可能となったという。
今後、ソフトバンクグループにおいて提供する企業向けのクラウドコンピューティングサービスに関わるプロダクトは「ホワイトクラウド」という新ブランド名称で統一し、既存のホスティングやアプリケーションサービス(メールサービスなど)についても、今後はホワイトクラウドに整理・統合していくという。
本発表と同時に、同クラウドのバックボーンで動作するサーバ製品やネットワーク機器などを手がける各社によって「ホワイトクラウド コミュニティ」を発足。構成メンバーはHPやEMC、レッドハット、オラクル、シスコ、VMware、マイクロソフト、SAP、Citrixなどが参画している。
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