パナソニックがIP・システム関連会社を統合、パナソニックシステムソリューションズに

　パナソニックは3日、パナソニックの社内分社であるシステムソリューションズ社の事業を100％子会社であるパナソニックコミュニケーションズ（PCC）に承継していくと発表した。システム事業と固定通信事業を融合するシステムネットワーク事業を強化していく。

　事業継承を実施する2010年1月1日に合わせて、パナソニックコミュニケーションズは、パナソニックシステムネットワークスへと社名を変更する。

　国内での高いシェアを持つ監視カメラなど、映像系に強いシステムソリューションズと、通信系に強いPCCとを統合することで、音声・イメージ・映像・データを、IPネットワークで統合したソリューションなどの新規展開を加速するという。

　また、パナソニックは、4-9月期の中間予想を上方修正し、当初1,000億円程度の赤字を見込んでいたが、200億円程度に圧縮できる見通しを発表。ただし、2010年の見通しは従来予想を据え置くなど、事業の見直しを進めている。