- 2009/05/13 掲載
NTTデータがグループの中期経営方針を見直し、2008年度は当期純利益58.8%増と堅調
同発表では、市況感について「IT投資は全体的には抑制傾向」としており、コンプライアンスやセキュリティなどの必要最低限の投資に絞り込んでいると指摘。
その一方で、TCO削減につながるシステムの共同利用化や業界再編に伴うシステム統合ニーズ、グローバルな競争を下支えするためのシステム構築、あるいはビジネスプロセスアウトソーシングなどへの投資には根強い需要が見受けられるという。
こうした中で、NTTデータグループは、大きく3つの分野に注力。1つはサービス提供能力の強化。営業力強化、SI競争力強化、人材育成などに加えて、低価格化や納期短縮の要請への対応能力などを強化する。
2つめが、グループ事業の拡大と強化。サービス提供能力の拡大を図るため、同社グループに不足する分野を中心に、積極的にグループ事業の拡大・強化を図る。特に、グローバル化への対応能力を強化するという。
3つめが環境志向経営の推進。CSRなどに応える形でITサービスの視点で社会に貢献していく。
NTTデータが発表した3月期末決算では、売上高は前期比646億円増の1兆1,390億円、営業利益は前期比26億円増の985億円で、当期純利益は前年比58.8%増の483億円と堅調だった。
こうした好業績などを背景に、中期経営方針に基づいて、2012年度(2013年3月期)の連結売上高は1兆5,000億円を目指す。
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