インドのアウトソーシング大手サティヤムが粉飾決算、少なくとも900億円

　インドでITアウトソーシングを展開する、Satyam Computer Services（以下、サティヤム）が、過去数年にわたり、粉飾決算を行っていたことが明らかになった。創立者で会長のRamalinga Raju氏が、書簡で事実を認め、引責辞職する。

　現金預金だけで10億ドル（900億円）程度の虚偽の水増しがあったとみられている。

　サティヤムでは、暫定CEOとして、Ram Mynampati氏が就任し、事業継続計画を発表。ステークホルダーである、顧客からの信頼を取り戻すためのタスクフォースを結成する。また、同社はこの問題において、5万3,000人の従業員の生活を優先的に保証するという。