ノキア、セキュリティアプライアンス部門をチェック・ポイントに売却

　ノキアは、セキュリティアプライアンス部門をチェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズに売却する事業売却契約に調印したと発表した。

　両社は過去10年以上にわたり協業しており、ノキア製のアプライアンスにはチェックポイントのファイアウォール、VPN、UTMソフトウェアなどが搭載されていた。

　ノキアのアプライアンス製品は、これまでに22万以上出荷されており、全世界で2万3,000社以上に利用されているという。

　ノキアは現在、携帯向けのOS、Symbianの買収をはじめ、TD-SCDMA関連製品の開発などに注力する意向を示しており、事業の選択と集中を進める一環とみられる。

　本契約は2009年第1四半期に完了する見込み。チェック・ポイントCEOギル・シュエッド氏は「両社の長年にわたる協業の必然的な結果」として、両社の顧客にスムーズなサービス提供を保証するとした。