- 2008/12/10 掲載
日本HPが動画や音楽向けの大容量ストレージを提供、GBあたりの単価は200円弱
YouTubeに代表されるような動画サービスをはじめ、写真共有サービスや音楽配信サービスなど、リッチコンテンツが増加する一途をたどる中、サービス提供側は、アイランド型接続のNASが中心だったという。そのため、容量を増やすにはファイルサーバごとに追加する必要があり、柔軟性や管理性に欠けていた。一方のエンタープライズ向け大容量ストレージはミッションクリティカル向けストレージが多く、無料または安価に提供するストレージとしては不向きなものが多かったという。
そうした中、今回日本HPが発表したストレージでこだわったポイントは3点。1つが容量。メインキャビネットは42Uラックで、16ブレードサーバ、328TBのディスクを搭載可能。2つめが拡張性。スケーラブルNASアーキテクチャを採用するとともに、42Uの拡張キャビネットを設け、492TBのディスクを搭載できる。3つめがコストパフォーマンス。GBあたり199.9円と容量単価あたりの価格を抑えた。
また、日本HPでは、スモールスタートできる2つのファイナンスプログラムを用意。製品最小構成時の総額、5,549万2,200円(構築費は別)を、金利ゼロで3年間の支払いとして、完全に分割支払するコースと、段階的に支払が増えるコースの2種類を用意している。
昨今、米Amazonが自社のCDN(コンテンツデリバリネットワーク)を有償公開するなど、リッチコンテンツ向けにもクラウドの波が押し寄せている。HPは、クラウド市場のバックエンドとして製品を提供するとともに、エンタープライズと小規模ストレージの間にある、特定のニーズに特化した製品を投入することで、自社所有ニーズにも応えていく構え。
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