1日平均14億ページビューを誇るヤフーは、オークションやショッピングなど約140種類のサービスを展開している。これらのサービスに対する膨大なアクセスに24時間365日対応すために、ヤフーはデータセンターの拡張、サーバ群やデータセンターの多重化などで障害、災害対策を行ってきた。

　今回、ヤフーは信頼性と顧客満足の向上に向けた取り組みの一環でデータセンターを開設、シスコが本年1月に発表した次世代スイッチブランド「Cisco Nexusファミリー」の「Cisco Nexus 7000シリーズ」を導入した。同シリーズは、「Cisco Nexusファミリー」の最上位シリーズ。ユニファイドファブリックや「Cisco Trusted Security」、最新OSなどの革新的技術を採用している。

　今回の導入は、CTCが支援。同社とヤフーのエンジニアとともに、CTCの技術検証拠点「テクニカルソリューションセンター（TSC）」で、事前に実証検証を行った。今回の検証では、ネットワークの負荷テスト、OSのバージョンアップ、既存ツールとの接続検証、障害を想定した切り替えなど、実際のデータセンターにおける運用を想定して、さまざまな検証を行ったという。