- 2008/10/08 掲載
「大きなチャレンジ」ひまわり証券、FX証拠金取引オンライントレーディングシステムを仮想環境で実現
今回、構築したシステムでは、業務・情報系を担うWebサーバ、アプリケーションサーバのインフラ環境にVMware Infrastructure 3を活用。その仮想プラットフォーム上で、62台の仮想サーバが稼働する構成で構築した。TISは、VMware Infrastructure 3のリリース直後にひまわり証券に同ソフトの活用によるインフラ環境構築の提案を行い、その後システム監査環境を構築した。
ひまわり証券では、高いレスポンスを維持しながらの安定性、ならびに取引量の拡大に対して迅速に対応できる拡張性を重視。ミッションクリティカルなシステム環境をVMware Infrastructure 3を使って実現したポイントは3点。(1)メンテナンスやハードウェア障害時に稼動中のサービスを停止することなく別のサーバへ移動可能。(2)取引量が拡大した際に、空きリソースが充分な別のサーバを活用して対応できる柔軟なシステム拡張できる。(3)少数の物理サーバでのシステム稼動で電力消費量や物理スペース、配線敷設などを抑制した。
ひまわりホールディングス 執行役員 情報システム部長 中野 和彦氏は「日本の金融業界ではまだ先行事例の少ない仮想技術を活用した新しいFX 証拠金取引オンライントレーディングスシステムは、ひまわり証券にとっても大きなチャレンジ」だったと語るが、その後は安定して稼働しているという。
TIS では、日本国内のミッションクリティカル分野でも仮想化技術が採用されると見ており、今後も積極的に提案していくという。
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