イー・アクセスと、持分法適用関連会社であるイー・モバイルは7日、次世代移動通信システムであるLTE（Long Term Evolution）の導入に向け、イー・モバイルの名前で実験試験局免許を総務省に申請したと発表した。

　実験は、2008年12月下旬から2009年5月31日にかけて新橋、虎ノ門、芝エリアの3局に設置する。フィールドでのシステム性能評価やセル設計手法、設備投資効率に関する検討・評価を実施する予定。

　都心エリアで実施するLTE屋外実証実験としては、イー・モバイルおよびイー・アクセスが行う本実証実験が最初となり、2011年前半の導入を目指す。

　なお、NTTドコモはすでにSuper 3Gという名称で神奈川県を中心にLTEの屋外実証実験を実施しており、2009年末をめどに商用装置の開発を完了させる予定。ソフトバンクモバイルも2010年前半にLTE対応基地局へのアプローチを開始し、2012年の本格普及を目指すことが発表されている。