- 2008/10/01 掲載
資産5億円以上の超富裕層が6万世帯、富裕層合わせて254兆円
野村総合研究所(NRI)では、資産の多い順に「超富裕層」「富裕層」「準富裕層」「アッパーマス層」「マス層」と分類定義して推計している。
NRIによると純金融資産1億円以上の富裕層および超富裕層マーケットの規模(世帯数、保有金融資産額)は、2007年時点で90.3万世帯、254兆円。2006年に発表した、2005年時点の富裕層および超富裕層マーケットの規模は、86.5万世帯、213兆円と、この2年間は増加傾向にあり、2000年来の水準になった。なお、5000万円以上の準富裕層は271.1万世帯で195兆円、3000万円以上のアッパーマス層は659.8万世帯で254兆円、3000万円未満のマス層は3,940万世帯で470兆円となっている。
NRIでは富裕層増加の原因について、2003年から2007年の半ばまで、株価が上昇を続けたこと、さらに、2005年以降は、東京・大阪・名古屋の三大都市圏を中心に不動産価格が上昇したため、それを売却して金融資産に換える動きがあったことなどが影響していると分析している。
株価暴落の影響で2008年度は大きく目減りすることが予想される。
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