ホテルオークラの子会社、人員配置を最適化するソリューションで最大20％の人時生産性を改善

　ホテルオークラの100％子会社である「オークラフロンティアホテルつくば」にあるレストラン「カメリア」は、人員配置を最適化するソリューションを導入し、来客予想の精度向上と待機している従業員などを最小化。ピーク時で20％、平均で14％の人時生産性改善を実現した。

　人員配置の最適化に採用したのは、ウィンワークスの人材配置ソフト「WINWORKS One」。単純にシフトを調整するのではなく、従業員のスキルや就業規則などのルール（勤務ルール）と従業員一人一人の休暇や研修、出張といったスケジュール（スタッフスケジュール）、さらにPOSデータから求め過去の時間ごとの来客数から日別、時間別の来客数予測（デマンド予測）の3つを大きな制約条件として考慮した上で、最適な勤務表が作成されるという。

　カメリアでは接客業においては単純に人的リソースを投入すればサービスレベルが向上するものではなく、安易な人件費低減策は本来のビジネスバリューを損なうと考え、こうした複雑な条件設定が可能なソリューションを導入するに至ったという。

　WINWORKS Oneのルール作成のエンジンにはアイログのILOG CPLEXが使用されており、導入コンサルティングとホスティング、サポートはウィンワークスが提供している。