KDDI、日本と欧州を最短ルートで結ぶ光海底ケーブルの運用を開始

　KDDIは5日、ロシアと日本間の光海底ケーブル（RJCN）の運用を6日より開始すると発表した。同ケーブルは、ロシア最大の長距離通信事業者ロステレコムと共同で構築。南北の2ルート構成により、一方で障害が発生しても瞬時に復旧するセルフ・ヒーリング機能を有している。

　また、同ケーブルとロステレコムが所有する大容量のロシア横断光葉長多重ネットワークをシームレスに接続し、日本と欧州間を最短ルートで結ぶ。KDDIのバックボーンネットワークにおける比較によると、これにより、伝送遅延が約30～50%程度改善されるという。これまで以上に高品質で信頼性の高い通信サービスが提供できるとしている。