アドビ、FlashがPDF内で閲覧できる「Adobe Acrobat 9」を発表

　Adobe Systemsは3日、Adobe FlashをネイティブサポートしたAdobe Acrobatの最新版「Adobe Acrobat 9」を発表した。Adobe Acrobat 9 日本語版は8万9,565円。2008年7月上旬より提供を開始する。Adobe Acrobat 9 Pro Extended日本語版の価格はこれに伴い閲覧ツールである、Adobe Reader 9も7月上旬より同社サイトより無償提供される。

　最新版のAcrobat 9には、文書やビデオ、音声、3次元データなどを含むさまざまな種類のコンテンツを、1つのPDFに統合できる機能や、Adobe Flashのネイティブサポート、Adobe PDF文書をリアルタイムに共有できるサービスへのアクセス機能などで強化が図られている。

　また、Acrobat 9では、無償パブリックベータ版として本日発表した新たなホステッドサービス「Acrobat.com」を使用し、リアルタイムに文書の表示を同期させることができる。送り手と受領者が同じ画面を見ることができるので、効率的な議論を進めることが可能になるという。