- 2008/03/27 掲載
凸版印刷、1枚のICカードで接触型と非接触型双方の機能を実現
同カードは、ローレルインテリジェントシステムズが開発したファイルセキュリティシステム「FSS」のキーデバイスである接触型ICカードに、デュアルインターフェース方式で非接触型ICカード機能を搭載することで実現した。4月よりサンプル出荷し、2008年中の販売を目指す。販売は、凸版印刷、ローレルの2社で行う。
FSSは、ローレルが独自開発した高速暗号アルゴリズム「SXAL/MBAL」を用い、1995年には国際標準化機構から公開暗号アルゴリズム「ISO9979」として登録され、国際的に高いセキュリティとして認知さている。FSSは、その信頼性の高さと安全性の実績によって多くの自治体で導入され、キーデバイスである接触型のICカードは職員証として、主にセキュリティカード用途で、各種システムログイン管理の認証に使われてきた。一方で最近は、非接触型ICカードを使った入退出管理機能や、利便性の高い電子マネー機能の追加要求が高まってきている。
2つのチップを搭載して接触型/非接触型ICカードそれぞれの機能を実現したハイブリット方式もあるが、デュアルインターフェイス方式のICカード「SMARTICS-TS」は、ICカード内のメモリの一部を接触・非接触で共有可能で、そのため価格面で約1割削減できる優位性がある。
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