野村総研、キーワードから上場企業を検索する「NRI連想検索」サービス開始

　野村総合研究所（NRI）は、金融機関およびポータルサイト等を対象とし「NRI連想検索（銘柄）」サービスを提供する。Webサイト上に出てきた商品名、ブランド名、ニュース等のキーワードから、連想される上場企業を検索することができる。

　同サービスは、昨年7月、NRI独自開発の連想検索エンジンASSOCIEを利用している。Webに公開されているリソース情報からキーワードを抽出、独自のルールをもとに上場企業との関連度およびキーワード間の関連度を定義したデータベースを作成する。

　同サービスを利用する企業のWebサイト上で、個人投資家などは、例えば昨今注目されている「環境」というキーワードから、関連度の高い上場企業を見つけることができる。なお、同サービスでは連想辞書の作成を完全システム化することにより、最新のキーワードにも対応するとともに、人が介在することによる恣意性を排除している。

　また、NRIでは、同サービスを証券会社内での顧客問合せ対応サポートツールとしての利用を想定しているという。利用企業には同サービスへのアクセス権限を提供し、入力したキーワードに対し、関連する上場企業、関連度の大きさ、関連するキーワードを提供するとしている。