NECは17日、eラーニングのシステムにおいて米大手のサムトータル システムズと協業し、企業における社員教育を支援するSaaS(Software as a Service)型eラーニングシステム「Cultiiva Global」を発売すると発表した。

　Cultiiva Globalは、サムトータル社製のラーニングマネジメントシステム「ResultsOnDemand」とNECのサービス基盤を連携して提供するサービス。NECは顧客ニーズに合わせたカスタマイズやアビーム コンサルティングと連携したコンサルティングサービスなどを付加し、グローバルに利用可能なオンデマンドサービスとして提供する。

　(1)数十万人規模の一斉教育や複数言語によるグローバル多拠点教育が可能で、(2)サービス形式であるため、自社内で同規模の人材管理システム構築・運用した場合と比べ、導入までの期間を最大80％削減するとともに、法改正や新業務など事業環境の変化に柔軟に対応する教育が行えるほか、(3)人材データは高セキュリティなデータセンターで管理されるため、安全な業務運用が実現されるという。

　利用価格は、1万人規模の場合、初期費用250万円から、月額300万円(税別)から。NECでは今後3年間で30社への販売、30億円の売上を目指す。