- 2008/03/13 掲載
NEC、大規模VPN向けQoSの新技術を開発
今回開発されたサービス品質制御(QoS)技術は、既存のインターネット上の通信拠点へ配備された制御装置を使って、(1)通信拠点間を接続する各回線の混雑具合(品質情報)を、ユーザーが送受信する通信トラフィックの一部を用いて効率的に計測する方式、(2)計測した品質情報を各拠点に置かれた品質制御装置間で交換するためのメッセージ量を削減する方式、を適用することにより、サービスごとの効率的な通信品質制御を実現するという。
今回の新技術により、これまで10~20拠点程度の小~中規模ネットワークへの適用が限界であった、仮想網を用いた通信品質制御が、100拠点程度の全国規模の大規模ネットワークに適用可能になる。
NECでは、今回開発した通信品質制御大規模化技術が、インターネットを用いた映像・音声などのストリーミングアプリケーションを始めとするマルチメディア通信サービスの可能性をより拡げるものと考え、今後、実証実験網上での大規模試験を行う計画だという。
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