- 2008/03/06 掲載
日本IBM、IOD戦略推進の情報統合ソフト2製品を発表
IBMでは、企業内に蓄積されている情報を戦略的に活用するビジネスの最適化と競争力強化を支援するIOD戦略を2006年2月に発表している。IODは、必要なアプリケーションが必要に応じて必要なデータにアクセスできるIT基盤のビジョン。
Information Serverは、異種混合データベース環境のデータにアクセスし、各種のデータを統合、正規化し、ビジネス上の要求に応じて供給できるように、情報の統合を支援する。現在、企業ではデータがさまざまな形態で点在し、分断されたままで連携や共有ができていない。また、必ずしもデータの正確性や整合性も保証されていないことが課題となっている。Information Serverは、企業内のデータ統合を通じてIOD環境を実現する基幹となる製品で、「Information Server V8.1」で初めて日本語で処理が可能になった。データベースを並列処理することで、大規模なデータでもリアルタイムに情報を統合でき、コールセンターや店舗窓口における応答の迅速化などを図る。
日本IBMでは、複数のデータベースに分散した顧客、商品、契約などのビジネスに不可欠なマスターデータを横断的に統合する「InfoSphere Master Data Management Server V8.0」と合わせて、顧客の情報統合環境の構築を支援し、IODを実現していくとしている。
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