日本通信、NTTドコモの携帯回線を使うことで基本合意

　2006年11月29日、同社はNTTドコモに携帯電話回線の相互接続を申し入れた。申し入れは、iモード端末接続用と、非iモード端末接続用の2つ。iモード端末接続用は、2007年12月に相互接続協定を締結。本年1月に、「ConnectMail」としてサービスを開始している。一方、非iモード端末接続用は、2007年7月、交渉が決裂。同年11月、増田寛也総務大臣はNTTドコモに対して、日本通信の主張を受け入れるように命令。協議を重ね、本日、基本合意に至ったという。

　今回の基本合意を受け、日本通信 代表取締役社長 三田聖二氏は、「長年思い続けていたビジョンの実現に向け大きな一歩である」と語り、NTTドコモに感謝を示した。また、同氏は、アイルランド政府から委員に任命されているが、「無線通信の新しいパラダイムを、EC（欧州共同体）に紹介していきたい」と意欲を見せた。