- 2008/02/12 掲載
OKI、十川ゴム社にユニファイドコミュニケーションを実現するVoIPテレフォニーシステム導入
十川ゴム社では、数年前より内線電話のIP化に着手してきたが、これまではVoIPゲートウェイを用いて異なる拠点間をIP化し、運用コストを削減するだけに留まっていた。今回の導入では、当初、国内12箇所の拠点におけるPBXを統合し、一元管理する企業内IPセントレックス化が検討されていた。また、万一、拠点間のIPネットワークが不測の事態が発生した場合でも、各拠点で独立して運用できる体系を保持するシームレスなIPテレフォニーシステムの構築が必要とも考えられるようになっていた。十川ゴムでは、これらの要望が実現できるシステムとしてOKIのVoIPテレフォニーシステムの採用を決定した。
今回、十川ゴムが導入したシステムは、本社の内線電話をOKIのIPテレフォニーサーバ「SS9100」の配下に統合するとともに、各拠点のPBXを「IPstageMX/SX」に切り替え、それらを「SS9100」にSIP接続するもの。従来システムのビハインド接続とは異なり、遠隔拠点を含む全ての拠点において、特番などの番号割付を同様の番号体系で維持管理するだけではなく、ソフトフォンやブラウザを利用したプレゼンス表示、PC画面からのクリック発信などのほか、中継台や受付機能など、OKIのアプリケーションソフトウェア「Com@WILLシリーズ」のさまざまな機能が利用できる。これらにより、社内全域でストレスを感じないスムーズなIPコミュニケーションの実現が可能となっている。
今後、十川ゴムでは、このVoIPテレフォニーシステムとともに、工場内での構内PHSの導入や、無線LAN対応のPDAやスマートフォンなどの導入を検討中で、内線電話のさらなる利便性を拡充し、モビリティ性を加味したユニファイドコミュニケーションの整備を図る計画となっている。
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